今回お世話になった岳人の森です。ここはキャンプしか出来ないと思っていたのですが、山荘が主だそうです。剣山に来る方は一度は泊まられては如何でしょうか。私はここがすごく気に入りました。 なんと言ってもご主人と奥さんの人柄に惚れました。今まであちこち旅行していますが、なかなか土地の人と交わる事が出来ずに物足りない気がしていました。折角知らない土地に来ているのにビジネスホテルのフロントは標準語で土地の言葉も話も聞けなくていつも、その土地を楽しむことが出来ませんでした。 でも今回、偶然お世話になることになったここはその思いを叶えてくれましたよ(*´∀`*)ノ |
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山荘は極普通の旅館のような佇まいです。(写真左上) 入ると、BBQが出来るようになっていて雑談部屋のようです。(写真右上)ちゃんとストーブも付いていて暖かくしてくれていました。今日は神戸からもう1名宿泊の方がおられたようです。 話し声でうるさくなかったかな〜? 部屋はとても清潔で気持ちよかったです。部屋の中は右の写真のように木で出来ていて天井はすだれのようなのが敷き詰められていました。あ。ポン太が付いてきてしまいましたが仕方なくかわいがってあげることにしましたw |
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宿泊料は朝晩2食付で7000円。これはめっちゃ安いです。安すぎです!夕食も朝食もすごく拘りがありどれもこれも珍味でおいしかったです。 食材も都会では売っていないようなものばかり。 |
ここのご主人の本も出ているそうなので興味のある方は読んでみてくださいね。道も水道も全部自分で23歳のときから手がけてこられたそうです。脇道にはたくさんの木や花が植えられています。 |
ポン太は気にしないで下さい。ちょっとナルシストなだけですからw 朝食のとき山荘から食堂に行くのですが朝の散歩はとても気持ちいいですよね。私たち3人は色んな物を見たり楽しみました。なのにポン太ときたらあちこちにこのように待ち構え「撮って撮って♪ 」モードです。(笑) |
朝日がまぶしいです。標高1000mくらいはあるのかな。 空気がおいしいです。本当清々しかったですよ。 |
食堂の入り口です。朝はコーヒーとかも飲めるようですよ。お近くの方はコーヒーのみにだけ来ても価値があるかもです。 | ご主人ご自慢は初夏のシャクナゲのようです。 長年かかって植えたようですよ。これは是非来年の5月に来ないとです♪ |
夕食です。一つ一つにご主人と奥さんの愛情がいっぱい詰まってます。話が楽しくて夜がふけるのも忘れてしまいました。 | 天然のいわなです。これ、なかなかないそうですよ。背中に朱点があるのがいわな、ないのがあまごだそうです。これも川で釣ってきたそうです。 釣りも趣味の一つで長い髪の女性を深い川に連れ込みおんぶしたとかしないとか・・・( ・´ω`・) |
これ、知ってます?私は初めて見ましたし食べました。珍味です。川海苔だそうです。山の頂に清流が流れていて、岩の表面にこの海苔が出来るそうな。なんとも不思議。これは取って2年ほど保つんだそうですよ。 | メインディッシュはこれ! 何だと思います?「鹿」です。それも鹿の背ロースらしく最高級だそうです。山には鹿がたくさんいて猟が出来る時期があるそうですよ。これね、実は見た瞬間「これはアカンわ。私は食べれないわ」と思ったのですが食べると口の中でとろけるおいしさです。臭味も全くなく最高の牛ロースを食べているようでした。しかも刺身ですよ?よほど新鮮でないとだめですよね。感服です。 |
そしてさば寿司。これも臭味がなく(私は臭いものが苦手なのです)本当においしかったです。一時期は道の駅に出していたんだそうですが、毎日朝4時から作らなくては間に合わず辞めたそうですよ。辞めてからもまた出してくれと問い合わせがあったそうな。 | 豆腐も普通の豆腐ではありません。 木綿豆腐なんですがすごくキメが荒いのに食べると味がありほんのり甘く、食べるほどにおいしい豆腐でした。 |
これはお味噌汁ではないです。イリコ出しに何の味付けだろうな〜。味噌は入ってないです。お箸の上のは実は蕎麦の実です。私はお蕎麦の実を始めて見ましたよ。これがね、お米よりも平べったくてもちっとしているのです。香り付けに柚子が入っているのですがこれももぎたてのようでした。 | これは何の実って言ったかな〜 お酒です。ブランデーのような感じでアルコール度35度だそうです!飲むと、喉が「か〜!」ってなるような気がしました。これ、みんな飲めた? 私これ、みっちゃんに飲んでもらったけどこんなんのんだら後が怖いわ(*´∀`*)ノ |
他に季節のお菜が満載の天ぷら、水がおいしいからおいしいとご自慢のおにぎり。たくさん頂きました。もうお腹いっぱい過ぎました。みんなほとんど全部食べていたよね♪ | |
なんと言っても一番のご馳走はこのご夫婦のお話。ここを建てる経緯や、いろんな自然の話、色気たっぷり茶目っ気たっぷりの話し振りに大受け♪
身振り手振りで楽しませてくれます。 23歳でこの森を建立し夫婦二人三脚でやってこられたとのこと。たくさんのライダーや山岳を楽しむ人々に支えられここまで来たのでしょう。 剣山スーパー林道が出来る経緯等も面白おかしく聞かせてくださいました。 何よりご主人が一番楽しんでおられ、山の楽しみをみんなに教えたいのだそうな。 でもここを建てるときにまさかオフローダーなるモノが来るとは予想していなかったそうですよ。電気は四国電力が無料で引っ張ってくれたそうです。私たちは1泊だけだったので見れませんでしたが山荘の上にご主人の溺愛する山や草花が沢山あるそうです。今度はゆっくりそれらを説明してもらいながら登りたいと思いました。 |
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今は90歳になられた方が毎年訪れ、竹でこの虫を作ってくれたんだそうです。ご主人が寂しいのは毎年来てくれていた方が体を壊したりして来られなくなるのが一番寂しいんだそうです。 | |
朝日のまぶしさで目が冷めカーテンを開けるとこんなにきれいな風景が広がっていました。 | これも部屋の脇に見える風景です。一つ一つの木に名前が書いてありますよ。 |
道路を作り、木を植え長い年月が見て取るようです。 | |
朝ごはんも食べきれない量でした。普通に乗ってるように思うでしょうがこの子持ちシシャモも珍しいし、なんと言っても白いご飯が最高においしいです。 | 門番です。(笑 |
そして私たちは出発です。 おじさんもおばさんも出てきてくれていました。 さようなら。また来年もよろしくね♪ |
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